美容師の平均年収と業界の今


僕達より世代的には少し上、

ビューティフルライフ

という伝説のドラマがありました。

ググってみると2000年に放映されていたので
16年前、もしかしたら同い年の子も
見ていたかもですね!
木村拓哉さん演じる沖島柊ニに憧れ
美容師になった方は多いんではないでしょうか。

(ちなみに僕は1度も見た事がありません。
残念ながら当時の僕はドラクエやFFに夢中で貪るようにゲームをしていました。
聞かれたら…あぁ、あれね!的な感じで返します。)

そこから
カリスマ美容師ブーム
年収1000万の美容師さんなんかも
出てくるぐらいの凄さでした。 
もちろんネットの普及なんかも
全く無かった時代。恐ろしい…


そして現代…
美容師の平均年収は凡そ

280万(29.3歳)

某年収ポータルサイト調べ


これがどんな意味をしているのか。


”そして現代” なんて書きましたが多分
昔から変わらないんじゃないでしょうか

美容師は実力勝負
スタイリストになってからがスタートだよ
とはよく言われたものです。


つまりは三角形の下が広すぎて
先が尖りすぎているのが現実です。


雇用問題等もありますが

  • 社会保険加入の美容室の少なさ
  • ボーナスが無い
  • 下積み(アシスタント時代)の長さ
こんな感じで色々と問題を抱えている
美容業界

僕含めゆとり世代と呼ばれる若者は
安定を求める傾向にあり
負ける勝負は最初からしません。

そして少子化も相まって益々美容師に
なろうという子は少なくなっています。

現に就職活動は、2つの美容室で1人の新卒を
奪い合うそんな時代にきています。
(全国美容室数23万件に対し卒業生1.6万人0.5%でも盛っています。)


まあ、美容師になりたい子が減る事は
別に悪くはないと思うんですけどね
(air 木村直人氏の記事に影響されてます)


圧倒的アシスタント不足の時代

そこから導き出される手段とは

  1. 業務委託美容室の増加
  2. 1000円カットの普及
この2つでしょうね。

業務委託美容師とは

簡単に言うと組織に属さずフリーで
お仕事される方たちですね

面貸しと呼ばれるところと違う点は
自分でお客様を連れてこなくても良いところ

基本給は無く全て歩合、
完全歩合制度なんて呼ばれ方もします。
お店にもよりますが、やった技術に対して
だいたい40%くらいは手元に入る感じです。

1000円カットはよく駅中とかにある
あれです。

この2つの特徴として

アシスタントを雇わない

という共通点があります。

色んなメリットデメリットありますが
アシスタントを雇わない事で
人件費の削減が出来ます。

人件費の削減をする事でできる

低価格化

アシスタントを雇わない事など
正直どうでもよく
この低価格化が
美容業界を泥沼に導いてる
そんな気がします。

僕の働いてる美容室は銀座にあり
近年美容室が増えている地域でもあります

また、低価格化帯の美容室も
物凄く増えました。

そしてうちの美容室も年々価格帯を
落とさなきゃいけない経営になっている気がします。

俺らのやって来た技術はそんな安売りしていいのか?

昨今、沢山の美容室が犇(ひし)めき合う中
勝ち抜く為の経営戦略は様々です。

ただ、いち技術者として
お客様に最高のおもてなしをして
それ相応の対価を頂いてそれを
誇りに思えるようなそんな美容師になりたいと思うばかりです。


アシスタントも雇って夢を見せてあげようよ



*全て個人の見解になります故、
低価格化帯の美容室を蔑んでいる訳では
ありません。
若造の戯言ですのでさらっと流して頂けると幸いです。


武者小路慶仁
銀座 美容師 スタイリスト
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武者小路慶仁

多分日本一名前の長い美容師です。 松本平太郎美容室銀座Part5 という名前の長い美容室でスタイリストをしています。

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